小麦のしねまちゃんぷるー

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2008年4月23日(水) クライマーズ・ハイ(爆)

 ふつうに最後まで観られるという点では及第点をあげてもいい映画なのかもしれないが、それは原作の力でしかない。
 何より脚本が雑。
 1985年のハナシなのに「セクハラ」だの「言葉の暴力」だの、あり得ませんよ。
新聞社内の部署名が「生活文化部」だって。このころは、日本のどの新聞社を探しても「学芸部」だったはず。
 原田真人、加藤正人はともかく、成島出が脚本に参加しているのに、なんでこんなに雑なのか。
 道路、建物、標識……美術も思いっきり「現在」。こういう手抜きは本当にやめてほしい。観ているのがつらくなる。
 新聞記者が葛藤するコアの部分をスルーして、とってつけたような安手のドラマを展開する。たとえば、締め切りぎりぎりに見出しをどっちにするのか、裏が取れるのかという緊張感が新聞記者の仕事のキモなのだが、そこをあっさり流して輪転機を回してしまう。顔写真が取れなくて、上司に反発し交通事故死した部下のエピソードは、航空機事故現場を踏んで、心の傷を負って、道路に飛び出した、と置き換えられる。原作では主人公・悠木が思春期を迎えた息子ときちんと向き合うことができない、とされていた「父=子の葛藤」は、悠木が社長の隠し子だった、と書き換えられる、という具合。
 NHKドラマ版の出来がどれだけよかったかを改めて思い知った感じです。

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Akiary v.0.51